営団地下鉄1000形
記念すべき車両は、屋内で大事に保存され、かつ一般公開されている。
(写真:地下鉄博物館/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1927(昭和2)年元・運行区間:銀座線
●東洋初の地下鉄車両
「東洋」初の地下鉄である東京地下鉄(現:東京メトロ銀座線)上野〜浅草間の開業にあわせて、1927(昭和2)年に登場した歴史的に重要な車両。車体は全銅製で、外板は明るい黄色を基調としたデザイン。保安装置としてATS(自動列車停止装置)を搭載した。戦後は、2両が試験的に冷房化工事をうけている。1968年(昭和43年)に本線を引退した後も、1975年(昭和50年)まで丸の内線車庫内で活躍した。トップナンバーの1001号は現在も、地下鉄博物館に保存・公開されている。