東京メトロ7000系
車両番号位置などを除けば、外観上はほとんど6000系と同じ。やはり窓の無い前面扉が特徴的な7000系。
(写真:西武池袋線 東久留米駅/撮影:デューク)
●基本データ
デビュー年:1974(昭和49)年運行区間:有楽町線、副都心線、東武東上線、西武有楽町線、西武池袋線、東急東横線、みなとみらい線,、KRLジャボタベック
●副都心線開業で益々活躍の場を広げる
有楽町線開通用として投入された車両。千代田線で運用される6000系を基本として設計され、外観上は列車番号表示器の位置以外はほぼ共通となっている。また、車体はアルミ製で、制御装置は6000系のものを発展させた自動界磁可変式チョッパ制御を採用した。
有楽町線の第一次開業区間は池袋〜銀座一丁目10.2kmと短いものだったが、次第に延伸し、1983(昭和58)年6月23日には池袋〜営団成増(現、地下鉄成増)が開業。同年10月1日からは、新たに誕生した西武有楽町線と直通運転を開始し、7000系の運用が一気に広がった。これ以後、和光市への延伸により東武東上線との直通運転を開始したり、新木場への延伸、西武池袋線との直通運転が開始されるなど、7000系はさらに進出するようになった。
最近ではリニューアル工事が積極的に行われており、制御装置のVVVFインバータ制御への変更や内装リニューアルが行われているほか、2008(平成20)年6月開業の東京メトロ副都心線運用にも使用され、乗り入れ対応車両は帯色の変更をはじめとする各種の改造工事が行われている。
また2010(平成22)年には10両編成×4本がインドネシアのKRLジャボタベックに譲渡され、他の日本からの中古車両に混じって営業運転を開始している。
●副都心線直通対応車両
10000系とイメージを合わせた副都心線対応7000系。2012年9月には東急東横線への直通開始を前に、東横線内で営業運転を始めた。渋谷〜代官山間は地下化されるため、この区間で見られるのは直通運転開始前だけの姿である。
(写真:東急東横線 代官山駅/撮影:裏辺金好)
●車内の様子
(撮影:裏辺金好)