上田電鉄7200系
上田電鉄発足に合わせて、750V時代の車両に施されていた塗装を帯色にした編成。
(写真:別所線 別所温泉駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1988(昭和63)年 / 上田電鉄デビュー年:1993(平成5)年運行区間:別所線
●5000系に変わる主力車両
東急電鉄の車体18m級のステンレス車体の通勤型電車(ただしアルミ車体の車両も2両存在)。正面が「く」の字状に上下左右に折れ曲がっており、「ダイヤモンドカット」と呼ばれる。
東急電鉄では1986(昭和61)年からVVVF化工事を行い、現在は事業用を除きすべて7600系として活躍し、7200系としての営業運転は、2000年(平成12年)8月で終了している。7200系としては各地方私鉄に譲渡された車両が多く、上田電鉄には上田交通時代に10両が譲渡され、それまでの5000系を置き換えた。
上田交通時代には緑の濃淡を帯色にしていたが、上田電鉄発足の少し前に1編成が、モハ5250形(通称丸窓電車)をイメージして、かつての旧塗装を全面にラッピングし、さらに窓をシールで楕円窓風、車内をカッティングシートで木目調に改装。「まるまどりーむ」号として運行したところ好評であり、後に1編成が追加で改装されている。
また上田電鉄発足により、やはり旧塗装をイメージした帯色の編成、そして東急時代の帯無しの編成が登場している。なお2008(平成20)年から、東急電鉄より1000系の譲渡が開始され、廃車が始まっており、残るはモハ7255-クハ7555のみとなっている。
●カラーバリエーション
上田交通時代の7200系。
(写真:別所線 大学前駅/撮影:JS3VXW様 禁転載)
7200系「まるまどりーむ」号。
(写真:別所線 下之郷駅/撮影:裏辺金好)