若桜鉄道C12形
(写真:若桜線 若桜駅/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1938(昭和13)年 ※167号機運行区間:若桜駅構内
●動態保存化なるか?若桜鉄道活性化の切り札
若桜鉄道が保有するC12 167号機は、兵庫県多可町(旧加美町)から移設したもの。1944(昭和19)年8月31日から1946(昭和21)年11月6日まで鳥取機関区に所属し、若桜線を走っており、半世紀以上ぶりの里帰りとも言える。2008(平成20)年3月より、若桜駅構内で石炭庫に置いたエンジンコンプレッサーより作られる圧縮空気による運転が行われており、将来は本格的な動態保存に移行する計画がある。
なお、2016(平成28)年)5月1日から8日という非常に短い期間、ピンク色に塗装するという大胆なイベントを実施。これは、若桜鉄道と同じ鳥取県内の智頭急行にある恋山形駅が日本で4駅しかない「恋」を含む駅名であることから駅全体をピンクにして有名になっていることなど、ピンク色を使った地域活性化が盛んとなっているために企画されたものである。
●ギャラリー
(写真:若桜線 若桜駅/撮影:リン)
2015(平成27)年4月11日に運転された「鳥取県発地方創生号」。C12 167と12系客車3両を、DD16 7の牽引で若桜〜八東を往復する形で運転したもので、C12は無火状態であったものの薪を燃やして出た煙が煙突から出る仕掛けとなっていました。
(写真:若桜線 若桜〜丹比/撮影:リン)