和歌山電鐵2270系


南海電鉄時代と同じ塗装で活躍中の車両。2018(平成30)年まで見られた。
(写真:貴志川線 伊太祈曽駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1994(平成6)年 (※更新年)

●様々な姿に生まれ変わる元・南海電鉄の車両

 南海電鉄高野線で活躍する22000系を更新して誕生した車両の1つで、2270系は貴志川専用に投入。老朽化した1201形の置き換え用で、前面の非貫通化や貴志川線対応のため、1500V対応→1500/600Vの複電圧対応化、ワンマン設備の設置などの改造が施された。2両編成で、6本が在籍している。

 和歌山電鐵が2006(平成17)年4月に発足すると、全車両が無償で和歌山電鐵に譲渡。2006年7月29日には、親会社の岡山電気鉄道デザイン顧問の水戸岡鋭治氏のデザインによる「いちご電車」(別ページ参照)が誕生し、和歌山電鐵のイメージアップに貢献している。

 また、これ以後も「おもちゃ電車」「たま電車」「うめ星電車」「たま電車ミュージアム号」が水戸岡鋭治氏のデザインによって誕生し、注目を大きく集めている。それぞれ別ページを参照。

●カラーバリエーション


いちご電車
(写真:貴志川線 交通センター前駅/撮影:裏辺金好)


検査の兼ね合いで実現した「たま電車」と「おもちゃ電車」の混結編成。
(写真1枚目:貴志川線 伊太祈曽駅/撮影:裏辺金好)
(写真2枚目:貴志川線 竈山〜交通センター前/撮影:裏辺金好)

「うめ星」電車
(写真:貴志川線 貴志駅/撮影:裏辺金好)

これまでの「おもちゃ電車」を改造した「たま電車ミュージアム号」。水戸岡鋭治氏がデザイン。黒字を願った黒い外観が特徴。
(写真:貴志川線 大池遊園駅/撮影:ネオン)

2018(平成30)年に登場した日本動物愛護協会と和歌山電鐵による広告ラッピング電車「動物愛護電車」。
(写真:貴志川線 伊太祁曽駅/撮影:ネオン)

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