和歌山電鐵2270系「たま電車ミュージアム号」
これまでの「おもちゃ電車」を改造したもので、水戸岡鋭治氏がデザイン。黒字を願った黒い外観が特徴。
(写真:貴志川線 大池遊園駅/撮影:ネオン)
●基本データ
デビュー年:2021(令和3)年●外も中もネコだらけ!たま駅長を存分に感じる黒い電車
和歌山電鐵が水戸岡鋭治氏のデザインで改装した電車の第5弾で、2022(令和4)年12月4日から運転を開始した。従来の「おもちゃでんしゃ」を改造したもので、外観は「黒字を期した」という黒色をベースに、車内各所に初代たま駅長などをデザインした博物館のような内装が特徴。777匹のたま駅長、和歌山電鐵執行役員ウルトラ駅長のニタマ、よんたま伊太祈駅長の可愛らしいイラストやオブジェが車両の内外に舞い踊っている。
また、カラクリの第一人者の高橋みのるさんの手による作動時に「ニャー」という鳴き声がする木製のカラクリを設置したほか、ホワイトボードやブランコ状のゆりかごなど、子どもが楽しめるスペースも設置されている。
なお、改造にあたりクラウドファンディングなどで約1700人から1889万円の支援を受けている。
●ギャラリー
フェルメールやモナ・リザに扮した「たま駅長」も描かれている。
(撮影:ネオン)
天井まで「たま駅長」。
(撮影:ネオン)