山形鉄道YR-880形
(写真:フラワー長井線 赤湯駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1988(昭和63)年運行区間:フラワー長井線
●解説
新潟鐵工所で製造された軽快気動車(NDC)で山形鉄道開業時から活躍する主力車両。YRは山形鉄道を880は登場年を表している。当初製造された6両の車内はセミクロスシート、トイレ付きの車両であるが、1990(平成2)年に増備された2両はオールロングシートでありトイレが無い。
路線名の「フラワー長井線」のとおり、非常に鮮やかなカラーリングを纏っている。また、2016(平成28)年7月1日に登場した白鷹町ラッピング車(紅花をデザイン)を皮切りに、沿線の2市2町のラッピング車が登場開始。7月登場の第2弾が川西町(ダリアを前面にデザイン)、9月登場の第3弾が南陽市(烏帽子山に咲くさくらをデザイン)、11月登場の第4弾が長井市(清らかな水をイメージした水色の背景に、市の花「あやめ」をデザイン)となっている。
2017(平成29)年にはYR−882が「花結むすび」としてリニューアル。木目調の床材・壁面に改装されたほか間接照明が設置。また、トイレの撤去及びオールロングシート化の一方で3人用テーブル12脚と4人用テーブル2脚が設置可能な構造となっている。
●カラーバリエーション
シンボル車両(食堂車)「花結びより」としてリニューアルされたYR-882。
(写真:フラワー長井線 長井駅/撮影:裏辺金好)
白鷹町ラッピング車となったYR-883。
(写真:フラワー長井線 赤湯駅/撮影:Mr.S)
鉄道むすめラッピング車となったYR-887。
(写真:フラワー長井線 赤湯駅/撮影:裏辺金好)
●車内の様子
(撮影:Mr.S)
YR−887の車内。トイレ無しのオールロングシート。団体客が乗車する場合には、ハイテンションな方言ガイドさんが乗務する場合も・・・。
(撮影:裏辺金好)
シンボル車両(食堂車)「花結びより」としてリニューアルされたYR-882の車内。
(撮影:裏辺金好)