横浜市交通局3000V形
(写真:ブルーライン 上永谷駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2017(平成29)年運行区間:ブルーライン(1号線、3号線)
●1編成だけのレア車両、3000形シリーズの第5弾
3000A形の更新を目的に、6両編成×1本=6両が日本車輌製造で製造。従来車から先頭車のライト形状が変更されたほか、行先表示器はフルカラーLEDを採用。さらに、ヘッドライトや室内灯などの照明をLED化している。また、安全対策のためPQモニタリング台車(走行しながら常時線路の脱線係数(PQ値)を測定できる台車)を採用した。
デザインコンセプトは「ヨコハマを象徴する海を連想させるデザイン」で、車体の横方向に伸びる濃淡2色の青帯を水平線に見立て、ドアの脇にはヨットの帆をイメージしたグラデーションを配置。車内は青を基調としたカラーリングを施したほか、車両間の貫通扉には横浜の観光名所の図柄を入れた全面ガラスを採用。さらに、ブルーライン車両としては初めて17.5インチのLCD(液晶ディスプレイ)による車内案内表示器を採用している。
なお、当初は3000A形の置き換えを本形式で行うことが予定されていたが、川崎車両製の4000形で行うことに変更され、本形式は1本だけの製造にとどまった。
●細部など
行先表示器はフルカラーLED。前面は行先と路線名が交互に表示されるほか、ブルーラインらしく、青地になっている。
(撮影:裏辺金好)
こちらは側面の行先表示器。
(撮影:裏辺金好)