JR西日本の福知山線の113系、115系は1986(昭和61)年11月1日福知山線宝塚-福知山間に合わせて登場したもの。当初は各地から集められた113系0番台に耐寒装備を施した113系800番台が投入され、塗装は黄色の車体に青いラインでした。
JRが発足すると、間もなくクリーム1号の車体にぶどう2号と緑14号の帯へ塗装変更。そして、大阪口では103系、117系、201系、207系と共に運用されました。また、福知山周辺では2両編成に改造された編成が、専用塗装に塗られて、ワンマン運転を開始。
しかし、2004年になって113系(一部は115系)福知山色の運用は無くなり、一部列車が113系湘南色による運用として、辛うじて113系の運用が存続。これでいよいよ113系・115系は福知山線大阪口撤退に向けてカウントダウンか、と思いきや、2005年に発生した福知山線脱線事故の影響で、朝晩に運用されていた117系の運用が113系に変更。
このため、各地から再び113系が集められ、一時は湘南色、瀬戸内色、阪和色、小浜色、JR西日本リニューアル色とバリエーション豊かな113系たちが運用に就きました。現在は湘南色、リニューアル色が担当しています。
また、篠山口〜福知山のワンマン2両編成は、2008(平成20)年に223系が投入されて引退しました。
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