特急「あやめ」は1980(昭和50)年3月10日改正で、4往復の体制で誕生。
平日はビジネス客、土日は観光客を乗せて運転されます。一時は急行「鹿島」を吸収したことで勢力を拡大し、90年代前半には新宿発着を含めて5往復が運転されましたが、次第に運転本数が減少し、1994(平成4)年からは1往復に。2004年10月改正で特急「すいごう」(東京〜佐原・銚子)を吸収し2往復に回復しましたが、2005年12月改正で183系は定期運用から引退しました。
ちなみに、6月の土休日には大船を発着する特急「あやめ祭り」が1往復増発されていました。
なお2008(平成20)年5月〜6月など、その後も幕張車両センター所属の183系・189系C編成による臨時の特急「あやめ」が運転。残念ながら今のところ、トレインマークは「特急」表示ですが、定期運行時代の後期でも見られなかったグリーン車つき9両編成の、堂々たる姿で運転されています。
(写真:成田線 滑河〜下総神崎/撮影:デューク)
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