2006(平成18)年3月改正から485系を使用して運転を開始した特急「日光」。日光輸送のライバルであった東武鉄道とJR東日本が手を組んだ列車で、JR新宿駅を起点とし、栗橋駅から東武鉄道に直通し、東武日光駅へ至ることでJR線のみを使ったルートよりも所要時間を短縮。この485系特急「日光」の予備車両として189系”彩野”編成が在籍し、派手なカラーリングは485系同様、東武スペーシアに合わせたものに変更され、485系では撤去されたトレインマークが残存している。
485系の代走は基本的に東武特急のスペーシアが行うため、”彩野”編成は車両のやりくりがつかないときに運転に就く程度だったが(5月29日に初代走)、2006(平成18)年11月に、臨時特急「日光81号」として正式に運転。その後は、この「彩野」編成を使用した、多客期における臨時運転が定着することになった。
ちなみに運転区間は、横浜始発、八王子始発と時期によって変化することがある。このうち、八王子始発の列車には「はちおうじ日光」という愛称が与えられている。
2011(平成23)年4月からは、成田エクスプレスで活躍した253系200番台を改造した、253系2000番台が投入されることになり、485系と共に「日光」「きぬがわ」運用から退く。
(上写真:東武日光線 東武日光駅/撮影:daikiti)
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