特急 ハウステンボス

非常にカラフルな配色の「ハウステンボス」
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:裏辺金好)
●登場年・運転区間
登場年:1992(平成4)年
運転区間:博多〜ハウステンボス

●列車の解説
 特急ハウステンボスは、長崎県佐世保市にオープンした「ハウステンボス」という、オランダ風街並みを再現したテーマパークへのアクセス列車として1992(平成4)年3月改正で登場し、赤一色のハウステンボス塗装が施された3両編成の485系が投入された。基本的に博多〜早岐は「みどり」と連結し、大村線の早岐〜ハウステンボスのみ単独で走行(元は非電化だが、ここのみ電化された)。早岐の次は新設されたハウステンボスなのだから、わずか1駅だけの単独走行である。

 1994(平成6)年3月改正より、塗装が変更。赤・青・黄・緑をブロックパターンに配色した強烈な塗装となり(室内の座席も同様)、さらに4両編成に増強。この塗装変更は大きな話題を呼び、間違いなく好評を博した(国鉄色好きの鉄道ファンからは大ブーイングだっただろうが)。

 しかし、残念なことに2000(平成12)年3月改正で、特急「みどり」共々、特急「有明」から転用されてきた783系に置き換えられ、485系による運用はなくなってしまった。のち、この塗装は「ひゅうが」「きりしま」に受け継がれて活躍を続けた。
●ギャラリー

列車名の由来となったハウステンボス駅に停車中。
(写真:大村線 ハウステンボス駅/撮影:佐都青木)

列車名の由来となったハウステンボス駅に停車中。
(写真:大村線 ハウステンボス駅/撮影:佐都青木)