特急 加越

▼DATA
J.N.R./J.R. Limited Express
"Kaetsu"
 1975.3.10〜2003.7.18


▼運転区間
 米原〜金沢・富山

←地味ながらも北陸本線のみを走り抜いた
(写真:北陸本線 米原駅/撮影:裏辺金好)
 1975(昭和50)年10月改正で登場。特急「雷鳥」が湖西線経由となり、米原を経由しなくなったことに対応して登場したもので、特急「しらさぎ」を補完して東海道新幹線と北陸方面(賀・前地域)を結ぶ特急である。当初は米原〜富山にも運転されていたが、上越新幹線開業に伴い全列車が金沢止まりに。
 さらに、1988(昭和63)年3月改正で加越のグレードアップ版として特急「きらめき」が登場して運用減。しかし、次第に両列車との違いは曖昧になり、「加越」にも「きらめき」用車両が使われることもあったことから1997(平成9)年3月改正で「加越」に統合。これに伴い、グレードアップ車両も国鉄色に変更の上で正式に「加越」に登板することになった。
 2003(平成15)年になると、特急「しらさぎ」に少しだけ遅れて683系化。さらに同年10月改正では特急「しらさぎ」に統合され、愛称自体もなくなってしまった。


(写真:北陸本線 米原駅/撮影:裏辺金好)

91年2月撮影。雪で大幅にダイヤが乱れ、急遽車両不足となり、3月のダイヤ改正後にスーパー雷鳥として使う予定の7連が駆り出されました。
先頭はクロハから再改造されたクハ481−201で、クハ481−200番台のスーパー雷鳥色はこの時初めてお目見えしたはずです。
現在ではこのクハは再び福知山に戻って183系となって活躍中です。
(写真:北陸本線 新疋田〜敦賀/撮影:CH様 禁転載)

「きらめき」用グレードアップ車両による特急「加越」。
(写真:北陸本線 新疋田〜敦賀/撮影:haru様 禁転載)

こちらは、489系を使用した特急「加越」。
(写真:北陸本線 新疋田〜敦賀/撮影:haru様 禁転載)

僅かな期間見られた489系非貫通型の「白山」色。さらにそれが特急「加越」に充当されることもあった。
(写真:北陸本線 新疋田〜敦賀/撮影:haru様 禁転載)