1975(昭和50)年10月改正で登場。特急「雷鳥」が湖西線経由となり、米原を経由しなくなったことに対応して登場したもので、特急「しらさぎ」を補完して東海道新幹線と北陸方面(加賀・越前地域)を結ぶ特急である。当初は米原〜富山にも運転されていたが、上越新幹線開業に伴い全列車が金沢止まりに。
さらに、1988(昭和63)年3月改正で加越のグレードアップ版として特急「きらめき」が登場して運用減。しかし、次第に両列車との違いは曖昧になり、「加越」にも「きらめき」用車両が使われることもあったことから1997(平成9)年3月改正で「加越」に統合。これに伴い、グレードアップ車両も国鉄色に変更の上で正式に「加越」に登板することになった。
2003(平成15)年になると、特急「しらさぎ」に少しだけ遅れて683系化。さらに同年10月改正では特急「しらさぎ」に統合され、愛称自体もなくなってしまった。
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