よく報道で「鉄道ファンのマナーの悪さ」が取り上げられているのを見かけます。実際、列車を止めるほどの悪質な輩がいるのは事実ですが、鉄道ファンでない一般の方々マナー-の悪さもまた非常に目立ちます。
0:52あたりから「危ないです、下がってください」→「だめです！止めてください！」と私の背後で駅員に注意されているのは3歳ぐらいの男の子を連れた親子。点字ブロッ-クの内側ギリギリの場所に立つ私（駅員の目の前でしたが一切注意は受けない程度に内側です）のさらに線路側に強引に割り込んだために注意されたのですが、結局この親子連れ-は列車が発車するまでそこから動こうとしませんでした。
また、列車に対してフラッシュを焚いているのもほとんどは一般の方。運転士へ向けてのフラッシュ撮影は目にフラッシュの残像が残り一時的ながら視力を奪います。我々鉄道フ-ァンの間では即怒鳴られる悪質行為です。これが危険な行為であることは残念ながら一般には知られていません。
一応、JR東海のウェブサイトには小さく注意書きが載っていますが、もっと大きく注意喚起をすべきではないかと思います。また、300系引退を報道するマスコミにも、駅へ見物に行く方のためにその辺をもっとしっかり伝えるべきと思います。
ダイヤが乱れるだけでもたくさんの人に迷惑をかけますし、触車事故が起こってからでは意味がありません。記念すべき車両の引退を、綺麗な形で迎えるためにも是非マナーの向上を願いたいところです。
余談ながら、私は前述の立ち位置から数枚写真を撮った後、速やかに後ろに下がり動画を撮影し続けました。高い位置からの撮影ですが、ムービーを握る手をずっと上に伸ばして-いただけで一脚や三脚は使用していません。駅ホームで長物を扱うのも非常に危険な行為の1つとして厳しく注意されます。
なお、検索用に罵声大会タグを入れていますが動画でも分かる通り、16号車先頭付近では駅員の叫び声は聞こえるものの鉄ヲタの怒鳴り声は無かったようです。
（撮影機材：SONY HDR-TD10／撮影：リン）