北総鉄道 北総線(京成高砂〜印旛日本医大)
印旛日本医大駅で出発を待つ羽田空港行きの7500形
(撮影日:2008年1月27日/撮影:ひょん君)
▼データ
路線距離:32.3km電化:全線(直流1500V)
軌間:1435mm
複線区間:全線
備考:1979(昭和54)年3月9日に北総開発鉄道の北総線として、北初富〜小室間 (7.9km)が開業したのが始まり。この際、暫定的に新京成線に乗り入れ、松戸へ直通運転を行った。そして1991(平成3)年に、念願の京成高砂〜新鎌ケ谷間が開業。これにより、北総開発鉄道、京成電鉄、東京都交通局(浅草線)、京浜急行電鉄の相互直通運転が開始され、都心へ直通を開始した(翌年、松戸への乗り入れを廃止)。
一方、1984(昭和59)年には住宅・都市整備公団が、千葉ニュータウン線として小室駅〜千葉ニュータウン中央駅を開業。北総線を東に延伸した形で、さらに1995(平成7)年に印西牧の原駅、2000(平成12)年に印旛日本医大駅まで開業。運行や保守点検は北総鉄道に委託され、北総線と公団線を併せて、北総・公団線と案内された。
2004(平成16)年、北総開発鉄道は北総鉄道に社名を変更。さらに、住宅・都市整備公団は都市再生機構へ改組され、鉄道部門は京成電鉄が100%出資する千葉ニュータウン鉄道に移管され、事実上、北総鉄道と一体化されることになった(路線名も、北総線へ変更)。
2010(平成22)年には、印旛日本医大駅と成田空港を結ぶ高速新線(運営は京成電鉄)が開業し、北総線も「成田スカイアクセス線」の一部を形成することになった。これによって北総線は成田空港へのアクセス路線としての性格を持つようになり、一気に国内の大動脈へと変貌した。
▼鉄道風景
北総鉄道(成田スカイアクセス線)、新京成電鉄、東武野田線との接続駅である新鎌ヶ谷駅。撮影当時の改札は北総鉄道と新京成(高架化前)が共通だった。
(撮影日:2016年11月20日/撮影:裏辺金好)
新鎌ヶ谷駅を通過する京急1000形によるアクセス特急。
(撮影日:2016年11月20日/撮影:裏辺金好)
新鎌ヶ谷駅を発車する都営5300形
(撮影日:2016年11月20日/撮影:裏辺金好)
新鎌ヶ谷駅に入線する千葉ニュータウン(北総鉄道管理)の9100形。
(撮影日:2016年11月20日/撮影:裏辺金好)
印西牧の原駅は掘割内に橋上駅舎があり、島式ホーム2面4線。広い敷地を有しているが、これは成田新幹線計画の名残り。
(撮影日:2008年3月22日/撮影:ネオン)
成田スカイアクセス線開業前の印旛日本医大駅。
(撮影日:2008年1月27日/撮影:ひょん君)