鶴見駅(JR東日本)
▼メモ
日本の鉄道が新橋(旧汐留)〜横浜(現桜木町)で本格開業した翌日に開業した全国的に見てもベストテンに入る歴史を持つ駅。ホームの土台などを見ているとかなりの古さを感じることが可能で、継ぎ足しとかさ上げの状況等もなかなか良くわかって非常に興味深いもの。乗り入れ路線は京浜東北線、鶴見線の2線であり、東海道本線、横須賀線は当駅を通過する。他方、東海道貨物線、高島線、武蔵野南線、南武線貨物支線といった貨物線が乗り入れており、一大ジャンクションとなっている。
駅舎は東口、西口双方に存在し、このうち東口(上写真)は従来の「つるみカミン」に代わり再開発が行われ、2012(平成24)年11月1日に「CIAL鶴見(シァル鶴見)」が開業。また、隣接地では2010(平成22)に先行して再開発が行われ、ホテルメッツ横浜鶴見、鶴見区民文化センター「サルビアホール」などを核施設としたシークレインが開業。これにより、鶴見駅周辺は大変貌を遂げた。
一方、西口はJR鶴見線の前身である鶴見臨港鉄道が1934(昭和9)年に建設した駅ビルが現役で、鶴見臨港鉄道が今も所有している。
(撮影&解説:デューク&裏辺金好)
▼開業年月日
1872(明治5)年9月13日(新暦では10月15日)
▼所在地
横浜市鶴見区鶴見中央一丁目1-1▼駅構造
地上駅(橋上駅):京浜東北線高架駅:鶴見線
▼主な利用可能路線
京浜東北線、鶴見線▼駅の様子
シークレインと鶴見駅東口に「CIAL鶴見(シァル鶴見)」
旧駅舎時代の鶴見駅東口
京急鶴見駅とは向かい合わせに建っている。
東口改札
西口駅ビル。鶴見臨港鉄道時代と同様、鶴見線はこの駅ビル内の高架ホームから出発。
中間改札となっている鶴見駅の改札口と、西口改札。なお、連絡通路があって東口へ出ることもできる。
鶴見線ホームに停車中の205系。行き止まり式の対向ホームだが、ラッシュ時を除き中間改札側しか使用されない。私鉄の頃のイメージをそのまま残している非常にレトロな感じのホームで、少なくともJRといった感じではないかも。
京浜東北線ホームから撮影した115系ホリデー快速鎌倉号(回送)。