大川駅(JR東日本)
▼開業年月日
1926(大正15)年3月10日▼所在地
神奈川県川崎市川崎区大川町▼駅構造
地上駅▼主な利用可能路線
鶴見線▼メモ
鶴見臨港鉄道が開通した際に営業を開始した駅で、当初は貨物営業のみであったが、電化完成の際に旅客営業も始まった。駅は工場地帯の真ん中にあり、データイムは旅客列車はやってこないので、駅に人はいない。駅舎は小屋程度のもので、昔は駅員がいたようだが、現在はいるはずもなく、建物のほとんどは建っている意味があまりない。現在の車両より、2006(平成8)年まで走っていたクモハ12などのほうがこの駅のイメージには合っているような気がするが、今や遠い過去の話になりつつある。
2006(平成8)年3月15日改正では、貨物列車の設定が終了している。
(撮影:裏辺金好/解説:デューク)
▼駅とその周辺の様子
大川駅に停車中の205系。構内は1面1線式のホームで、来た列車はそのまま折り返していくだけだ。線路自体はもう少し向こうまで続いているが、駅の先は私有地で門が閉ざされている。ホームは幅が狭いが、まあ、通過列車はないので問題はないのだろう。
急ごしらえ? 大川駅の先端は鉄板張りの急ごしらえのような印象だ。これは、もともと2両編成対応程度のホーム長しかなかったことが原因で、この区間は平成8年までクモハ12が単行運転されていた。その後、103系による直通運転に切り替えられたため、3両編成対応のホームに拡張されたのだろう。(撮影:デューク)
こちらも大川駅の構内であるが、貨物列車が運転されていた頃の姿。(撮影:デューク)
改札口の様子
大川駅から鶴見駅方面を見た様子。使用されていない貨物線には雑草が生い茂っている。
貨物列車が運転されていた頃の構内の全景。旅客ホームはおまけのようなものだ。が・・・それにしては架線柱が随分と大仰なものなので、このアンバランスさが妙に笑いを誘う。ここもステンレス製の205系、さらに現在はE131系1000番台が発着するようになった。駅は変わらないのに、車両は着実に更新が進めらている。(撮影:デューク)