新宿駅(京王電鉄・小田急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄)
▼メモ
日本はもちろん、世界でも最大の乗降者数を誇るターミナル駅。元々は、1885(明治18)年に日本鉄道が赤羽〜品川間(現在の山手線と埼京線の一部)を開業した際に誕生したもので、1889(明治22)年には甲武鉄道が新宿〜立川間(現在の中央線)を開業した際に、乗り入れるようになった。駅名の由来は、甲州道中(甲州街道)に設けられた「内藤新宿」という宿場町の名前が由来であるが、鉄道の新宿駅が開業した当初は、この場所は町はずれであった。しかし、次第に市街地の拡大や様々な私鉄が乗り入れるようになり、一大ターミナルとして発展。
1963(昭和38)年には道路と併用軌道であった京王帝都電鉄の新宿駅が地下駅となり、翌年には小田急電鉄が立体式ターミナルになり地下ホームの供用を開始している。その後も新宿駅は絶えず何らかの工事が行われているような状況である。
さて、様々な鉄道会社が乗り入れていることから、ホームと線路の数も非常に多く、JRホームは8面16線、京王電鉄は3面3線に加え、都営地下鉄との共同で(新線)新宿駅として1面2線、都営大江戸線は1面2線、小田急は4面3線(地上)と3面2線(地下)の重層構造、東京メトロは1面2線である。
上写真は小田急百貨店と京王百貨店が建ち並ぶ東口。
(写真&解説:裏辺金好)
▼開業年月日
1885(明治18年)3月1日(JR)1915(大正4)年5月1日(京王)
1927(昭和2)年4月1日(小田急)
1959(昭和34)年3月15日(東京メトロ)
1978(昭和53)年10月31日(新線新宿駅)
1997(平成9)年12月19日(都営大江戸線)
▼所在地
東京都新宿区新宿三丁目38-1 (JR)東京都新宿区西新宿一丁目1-4 (京王)
東京都新宿区西新宿一丁目1-3 (小田急)
東京都新宿区西新宿一丁目 西口地下街1号(東京メトロ)
東京都新宿区西新宿一丁目18 (新線新宿駅)
東京都渋谷区代々木二丁目1-1 (都営大江戸線)
▼駅構造
地上駅・地下駅▼主な利用可能路線
JR山手線、中央本線、中央・総武緩行線、埼京線、湘南新宿ライン、京王電鉄京王線(相模原線直通含む)、小田急小田原線(多摩線・江ノ島線直通含む)、東京メトロ丸の内線、都営新宿線、大江戸線▼駅とその周辺の様子
モード学園コクーンタワーが目立つ東口駅前。都庁はこの奥。
西口の駅ビル。現在はルミネエスト新宿に名称が変更されたが、かつては「マイシティ」だった。
JR系の商業施設「ルミネ」や、小田急ミロードが建ち並ぶ新宿駅南口
JR新宿駅南口改札
2004年10月の撮影の、JR新宿駅南口周辺の様子。
移設前の新南口(2003年10月)
新たな駅舎の建設が進む新南口・サザンテラス口
▼JR東日本
山手線のE231系500番台と205系
中央線の特急三世代が並ぶ。左からE351系、E257系、189系。
189系による特急「かいじ」
臨時で新宿駅に発着するE257系500番台による特急「あやめ」
新宿駅を発車する埼京線の205系
新宿駅に入線する485系特急「きぬがわ」
253系特急「成田エクスプレス」と485系快速「ムーンライトえちご」
E259系特急「成田エクスプレス」
湘南新宿ラインの211系
湘南新宿ラインの215系
185系特急「踊り子」
▼京王電鉄
当駅を起終点とする京王線。停車中の車両は8000系。
▼小田急電鉄
小田急線ホームは2層構造で、地上レベルは特急などの優等列車が使用。
上写真は60000形特急「はこね」
7000形特急「さがみ」
以前はJR東海の371系が特急「あさぎり」として乗り入れていた。