高輪ゲートウェイ駅(JR東日本)
▼メモ
JR東日本が山手線・京浜東北線の品川〜田町間に開業させた駅で、東京総合車両センター田町センター(旧:田町車両センター)の見直しによって生み出した用地を開発する品川再開発プロジェクト「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設として位置づけている。駅名は公募され、64,052件中、1位が「高輪」で応募数は8,398件、2位が「芝浦」で4,265件、3位が「芝浜」で3,497件であったが、130位で僅か36件であった「高輪ゲートウェイ」が選ばれ、物議をかもしている。
島式ホーム2面4線を有する地上駅(橋上駅)で、駅舎のデザインは建築家の隈研吾が担当している。
(撮影&解説:裏辺金好)
▼開業年月日
2020(令和2)年3月14日▼所在地
東京都港区港南二丁目▼駅構造
地上駅(橋上駅)▼主な利用可能路線
山手線、京浜東北線▼駅と周辺の様子
改札口は最終的に2か所になる予定だが、現時点では田町寄りがオープン。品川寄りは全体の開発が完了する2024年度以降の本開業に合わせてオープンする見込み。
改札口。隈研吾氏からの「和のコンセプト」という提案を受け、明朝体で駅名を表記している。
駅名標も明朝体。ちょっと見づらいような・・・。
改札内に設置されたAI無人決済コンビニ「TOUCH TO GO(タッチトゥゴー)」。出口でタッチパネルに表示された購入内容を確認し、交通系電子マネーを端末にかざすと決済が完了するが、なんと商品のバーコードをスキャンする必要がない。天井に設置したカメラと店内の赤外線、商品棚に設置した重量計のデータを組み合わせ、AIが自動判断するのだとか。
折り紙を模した大屋根が特徴で、ホームと線路の全体を覆い、電気ケーブル等の各種配線類も目立たないので、開放感抜群。
ホームの田町寄り屋根と、駅構内の壁面ガラスにはAGCの建材一体型太陽光発電モジュール「サンジュール」シリーズを採用。
田町寄りは京浜東北線がスッキリとした状態で撮影可能。
意外と撮影地が少ない山手線もここならバッチリ。
東京総合車両センター田町センターで停泊する車両も撮影可能。
駅前の様子。写真撮影時(2020年7月時点)は開発が始まったばかり。