海芝浦駅(JR東日本)
▼メモ
新芝浦を出発すると単線となり、東芝の敷地の中を電車はのんびり走る。およそ2分で海に面した海芝浦に到着する。東芝の敷地にあるため、駅の構内から外に出られるのは東芝の関係者だけ。一般人は駅の外に出られないというわけだ。したがって海芝浦までのんきに乗っている人はたいてい「観光客」となる。
さすがにホームの向こうは海(というより、運河っぽいけど)なので、潮の香りがするなんとも不思議な感じの駅だ。
夕方などはデートスポットとして有名になったためか、用もないのに訪れる人が増えたため、東芝は駅の構内に公園を作って昼間は開放している。
(撮影:裏辺金好/解説:デューク)
▼開業年月日
1940(昭和15)年11月1日▼所在地
横浜市鶴見区末広町二丁目▼駅構造
地上駅▼主な利用可能路線
鶴見線▼駅と周辺の様子
海芝浦駅の構内。通勤型電車である205系電車がこういうところに停車しているだけでも十分にインパクトがあるが、ホームの狭さもなかなかすごいものがある。ホームの向こうは海だ。実際にはホームは少し海に飛び出る形になっている。海が荒れたりしたら大変そうだ。
海芝浦駅に停車中の205系。ホームは単式の1面1線のみ。
海芝公園。工場に行く通勤客しか用のないはずのこの駅は、しばらく前からちょっとした観光名所になっていて、ついには関東の駅100選にまで選ばれることになった。
しかし、駅の外に出られないのは相変わらずなので、東芝は駅の構内に小さな公園を作った。これが海芝公園だ。雨の日や、海が荒れている日は閉鎖されているので注意。