磐梯熱海駅(JR東日本)


▼メモ

 「熱海」という名が示すとおり、温泉街がある。もともとは伊豆出身の武将がこの地にやってきた際に自らの故郷の地名をつけたのがきっかけらしく、この地は温泉が出ていたため、熱海となったというわけ。

 岩越鉄道が開通した際にはずばりそのまま「熱海」駅でしたが、国鉄に編入された際に東海道本線の熱海駅との重複を避けるため、岩代熱海と改称し、1965(昭和40)年に磐梯観光の拠点となる駅という意味も込めて現在の駅名となりました。

 駅周辺はすでに温泉街の様相を呈しており、駅から一歩出ると、温泉旅館がすぐ目に入るほど。駅は多少近代的な建物となりましたが、ホームをはじめとして駅の構内は岩越鉄道の頃からの名残を見ることができてなかなか興味深い。駅前にはみやげ物などのお店があるため、駅舎にはそのような売店がないのが、ちょっと残念か。もともと列車の本数がそれほど多くなく、列車の来る前の時間は人もあまりいないので静かです。
(撮影&解説:デューク)

▼開業年月日

1898(明治31)年7月26日

▼所在地

福島県郡山市

▼駅構造

地上駅

▼主な利用可能路線

磐越西線

▼駅とその周辺の様子


 磐梯熱海駅の構内。
駅構内の構成は中規模駅の標準的な2面3線方式だ。ただし、現在は1番線と2番線のみが使用されているようで、実質的には対向式ホームと同じだ。
 1番線に比べて2番線のホームの屋根がやけに短いのが印象的だ。
ホームの土台の部分は昔ながらの物が使われていて、かさ上げも基本的に行われていない。

 磐梯熱海駅の改札口。
ローカル線の駅の標準的な改札口といえそうだ。乗降客が多い時のためにすぐに拡張できるようにしてあるが、果たして使用されることはあるのだろうか。
 切符売り場の窓口が綺麗になっているのが印象が良い。

 磐梯熱海駅前の様子。
 さすがに温泉街へ向かう人のためにタクシーなどが多数待機している。また、磐梯観光の拠点でもあるため、バスやタクシーなどが止まっている。
駅前はなかなか活気があるのではないかと思う。
 この写真を見るだけでも、温泉旅館が結構見えるのではないか。これだけ近いと駅に着けばもう温泉街にいるようなものだから観光客も気分的にも疲れないような気がする。


 駅前にある公園??
 駅を出て、左手に進むこと30秒。公園らしきものがあった。「ゆけむり公園」と書かれていた。
 なるほど、温泉街であるためにこんな名前をつけたんだなと、勝手に納得してとりあえず中をのぞいてみたのだが、飛び込んできたのはこんな景色だった。ちなみに川のようになっている部分には温泉が流れている。まさか・・・と思って触ってみたら温かかった。
 この光景・・・すごく情緒深くないですか??
 個人的に、すごく気に入ってしまった。

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