翁島駅(JR東日本)
▼開業年月日
1899年(明治32年)7月15日▼所在地
福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根中▼駅構造
地上駅▼主な利用可能路線
磐越西線▼メモ
水田が広がる中にある無人駅で、駅前には数軒の住宅・店舗があるのみ。駅近くの踏切を渡って駅の裏手にまわると小規模な林があり、道なりに進むと国道へと通じている。駅舎は1983年竣工の簡素なコンクリート製で、1番線(会津若松方面)ホームに面し、待合室と便所がある。 構内は列車交換が可能な構内踏切が存在する2面2線の相対式ホームとなっている。また、駅本屋とは反対側の2番線(郡山方面)ホーム上にも待合室が設置されている。
余談であるが、この駅は高松宮翁島別邸(現・福島県迎賓館)の最寄り駅であったため旧駅舎には貴賓室も設置され、お召し列車が何回か発着したとのことだ。
また、磐越西線はこの駅から磐梯町駅にかけて大きく蛇行する形となる為、駅間距離が長くなっており、列車交換のために更科信号場が設置されている。
(写真・文 Akku )
▼駅とその周辺の様子
翁島駅は、1915年(大正4年)にかの有名な野口英世博士が帰郷時に歓迎を受けた駅とのことで記念碑が駅前広場に建っています。現在の小さな駅からは想像がつきませんが、当日、駅前広場には彼を出迎える住民が大勢詰めかけ大変な賑わいだったのでしょうか。 なお、彼の生家もここから数kmの場所にあるとのことでした。
こちらは広場の片隅にある1974年の駅開業80周年記念の「忍耐」の碑。
博士の直筆の書からとったようです。
駅構内の様子。