白河駅(JR東日本)
▼メモ
白河市の代表駅。かつては優等列車も停車し、機関区や貨物取り扱い施設などがある大きな駅だったが、新白河駅開業(改称)などのの影響で現在は地域輸送がメイン。また、かつてはここから水郡線磐城棚倉に至る白棚線がのびていたが、戦時中の1944(昭和19年)に不要不急路線として線路が剥がされ、その後一部区間をバス専用道として舗装し、現在でもJRバス関東の白棚線として営業中。
駅舎は大正9年の黒磯〜白河間の線路切替に伴って移転した際に建てられた木造駅舎で、東北の駅100選に認定されている。2009(平成21)年には外観が整備され、美しい姿となった。
構内は、島式ホーム1面2線のほか、留置線があり、駅舎とは地下通路で連絡している。
余談だが、黒磯〜郡山間の開業は、同年8月19日に皆既日食があり、その調査地として白河の小峰城址が選ばれ、観測隊や観客を運ぶべく突貫工事で行われたとの逸話がある。
(写真・解説:U-lineのA ※写真は2011年撮影/*特記を除く)
▼開業年月日
1887年(明治20年)7月16日▼所在地
福島県白河市郭内▼駅構造
地上駅▼主な利用可能路線
東北本線▼駅とその周辺の様子
2003年撮影。リニューアル前の白河駅。(撮影:裏辺金好)駅舎内部。広い改札口が往時を忍ばせるが、開いているのはひとつだけ・・・。
駅舎にはステンドグラスもはめ込まれている。
2009(平成21)年のリニューアル時にオープンした「えきかふぇ」。軽食や土産を販売している。
改札とホームを結ぶ通路の途中には庭園が設置されている。
駅構内。意外と規模が小さいが、ホームは移転開業時からこの形態のままだという。
ホームに停車する417系。(撮影:裏辺金好 *2003年撮影)
駅からほど近い所にある小峰(白河)城。1991(平成3)年には三重櫓が復元され、ホームからも見える。