上熊本駅(JR九州・熊本電鉄・熊本市交通局)
▼開業年月日
1891(明治24)年7月1日▼所在地
熊本県熊本市上熊本2丁目▼駅構造
高架駅(JR)、地上駅(熊本市交通局)▼主な利用可能路線
JR鹿児島本線、熊本電鉄菊池線、熊本市交通局(上熊本駅前電停)▼メモ
元々は九州鉄道池田駅として開業。開業2年後には旧制第五高等学校に赴任した夏目漱石が降り立った場所としても知られている。そして1913(大正2)年に2代目の駅舎が竣工し、長らく使用され続けていたが九州新幹線の工事に伴い取り壊されることに。そのため保存運動が起こり、駅舎の正面部分を熊本市交通局の電停上屋として再利用するという形で決着した。JR上熊本駅は仮駅舎(3代目)を経て、2015(平成27)年3月14日に高架化され、4代目の駅舎の供用が開始された。
熊本市電は、1935(昭和10)年3月24日に乗り入れを開始。また、熊本電鉄の上熊本駅は1950(昭和25)年10月1日に開業した。
(上写真撮影:デューク/撮影&解説:裏辺金好)
▼駅とその周辺の様子
JR上熊本駅仮駅舎と熊本電鉄上熊本駅。両駅とも非常に貧相なつくり。
2004年に撮影したJR上熊本駅。「汽車駅」時代からの風格に満ち溢れた傑作の駅舎だった。
熊本市交通局上熊本駅前電停の内部。旧駅舎の移築保存は嬉しいが、この状態は正直残念・・・。1枚目写真の奥に見えるのは上熊本電車車両基地。
東京メトロ銀座線から熊本電鉄へ移籍した01形。(撮影:リン)
熊本電鉄で活躍した5000系。東急で活躍した5000系の貴重な生き残り。