筒石駅(えちごトキめき鉄道)
▼開業年月日
1912(大正元)年12月16日▼所在地
新潟県糸魚川市大字仙納字大谷928▼駅構造
地下駅▼主な利用可能路線
日本海ひすいライン▼メモ
北陸本線のルート変更の際に全長約11キロの頸木(くびき)トンネルの中ほどに出来た駅。いわゆる「モグラ駅」として上越線の土合駅などと共に知られている。トンネルの断面を極力狭めるためにホームは千鳥配置になっていてホーム自体も申し訳程度の幅しかない。トンネルの断面も少しずれている。対向式ホームのため改札からホームまでの通路が途中で分岐し、階段の段数は上りホームまでは280段、下りホームまでは290段となっている。また、駅の利用者は少ないが、安全確認のために駅員が常駐していて列車が来るごとに階段を上り下りしている。
2015(平成27)年3月14日改正からは、北陸新幹線の金沢開業に伴う在来線(北陸本線)の経営分離に伴い、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅となった。
ちなみにJR時代には、「赤い青春18きっぷ」と呼ばれているコンピューターでその都度印刷した切符ではなく、あらかじめ用意された常備券と呼ばれる切符を発売することでも知られていて、それを目当てにこの駅を訪れる人もいる。
(写真&本文:ロクマルサン 禁転載)
▼駅とその周辺の様子
ホームにいると危険なので待合室が設けられている。
外へ続く階段
斜坑を流用した階段。左にあるのはエスカレーターの設置スペースだろうか。
階段を登りきると風除けがお出迎え。
駅舎内部
駅舎はプレハブのような建物。
駅から山を下ると日本海に面した筒石の集落を一望できる。