備後庄原駅(JR西日本)
▼メモ
庄原市の中心駅である備後庄原駅は、芸備鉄道が1923(大正12)年に塩町駅(現・神杉駅)から延伸した際に開業したもので、1933(昭和8)年に芸備鉄道が国有化されたことに伴い、庄原線(現在の芸備線)の駅となった。駅舎は開業当時のもので、2004(平成16)年にJR西日本から庄原市へ無償譲渡され、子育て支援センターが設置。さらに2020(令和2)年10月にリニューアルされ、庄原市交通交流施設(備後庄原駅舎)となり、続いて駅前広場のリニューアル等も実施され、少し離れた場所にあったバスセンター機能が統合されている。
ホームは単式・島式の複合型2面3線。なお、当駅から備中神代駅までは2019(令和元)年度の輸送密度が1日48人となっており、2023(令和5)年10月にJR西日本から国土交通省に対し、交通手段の再構築を議論するための法定協議会の設置が要請され、今後の協議の行方が注目される。
(写真・解説:裏辺金好)
▼開業年月日
広島県庄原市中本町二丁目▼開業年月日
1923年(大正12年)12月8日▼所在地
広島県庄原市中本町二丁目▼駅構造
地上駅▼所属路線
芸備線▼駅と周辺の様子
ホームに停車中のキハ120形「カープ列車」。かつてホームの屋根は立派なものがあったが、現在は簡易的なものに。
備後落合行きのキハ120形。