諏訪ノ森駅(南海電鉄)
▼メモ
南海本線の駅で、上りホームと下りホームが踏切をはさんで向かい合っている千鳥式配置の単式2面2線のホームを持つ。開業時の駅舎は現在の東駅舎付近に建てられていたが、上りホーム用の駅舎(通称「西駅舎」)は1919(大正8)年に移転。これにより、上写真の建てられた木造平屋建ての約48uの小さな駅舎が建設されている。 最大の特徴は入り口上部に、浜寺から淡路島にむかっての海岸の様子を描いたステンドグラス5枚がはめ込まれていること。大正ロマンを感じさせる駅舎で、1998(平成10)年に国の登録有形文化財に指定。現在は2028(令和10)年ごろ完成を目指し、南海本線の高架化工事が開始されたことに伴い、2020(令和2)年2月に曳家によって若干移動し、交流スペースとして公開されている。
(撮影&解説:裏辺金好)
▼開業年月日
1907(明治40)年12月20日▼所在地
大阪府堺市西区浜寺諏訪森町西二丁▼駅構造
地上駅▼主な利用可能路線
南海本線▼駅と周辺の様子
高架化工事開始前の西駅舎とホームの全景。
西駅舎入り口のステンドグラス。
西駅舎の改札。
こちらは東駅舎。ある意味、私鉄らしい雰囲気が漂っている。