小諸駅(しなの鉄道/JR東日本)
○解説
しなの鉄道線(旧・信越本線)と、当駅を起終点とするJR小諸線との接続駅。小諸市の玄関口で、長野新幹線開業前までは、特急「あさま」が全列車停車する、県内でも有数の拠点駅であったが、1997(平成9)年10月1日に長野新幹線が開業すると、新幹線停車駅とならなかった上に、JR信越本線が「しなの鉄道」に移管され、優等列車が全廃された。首都圏と直結しなくなり、軽井沢駅もしくは佐久平駅にて在来線への乗換えが必要となったことは利用客の減少につながり、商業・観光にも少なからぬ影響を与えている。
しかし、城下町の風情を今も残す小諸は、是非見ておきたい観光名所。軽井沢駅から「しなの鉄道」で約25分と、意外と手軽にいけるため、足を伸ばすのがオススメ。
(撮影&解説:裏辺金好)(※上写真撮影日:2017年7月27日)
▼開業年月日
1888(明治21)年12月1日▼所在地
長野県小諸市相生町一丁目▼駅構造
地上駅▼主な利用可能路線
しなの鉄道線、小海線○風景
ホームの様子。(撮影日:2017年7月27日)
JR発足初期の長野色が「しなの鉄道」で復活!(撮影日:2017年7月27日)
しなの鉄道で運用された急行電車「169系」(撮影日:2012年9月9日)
特急「あさま」廃止後も、JR東日本の189系がイベントや「しなのサンライズ」号運用で乗り入れることがあった。(撮影日:2012年9月9日)
小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」(撮影日:2017年7月27日)
小諸駅脇に行政と市民の協同で整備された「停車場ガーデン」。殺風景だった平面駐車場が一新され、四季折々の花々が楽しめるように。(撮影日:2017年7月27日)
明治42年に建築された油庫。小諸駅鉄道施設のランプの灯油を保管していた。(撮影日:2017年7月27日)
線路を挟んで北側にある小諸城大手門は、国指定重病文化財。(撮影日:2017年7月27日)
一方、駅の南側には同じく国の重要文化財である三の門が存在。小諸駅は、小諸城の三の丸を切り崩して整備されたため、このようなことに。(撮影日:2017年7月27日)