○近畿車輛の「Smart BEST」が徳島県内で試運転を開始
 2014(平成26)年1月14日から、近畿車輛の非電化路線向けの自己充電型バッテリー電車「Smart BEST」が徳島県内のJR四国各路線で試運転が実施されています。なお、1月14日〜17日までが高徳線・鳴門線(徳島駅〜鳴門駅)、1月8日〜2月7日が徳島線(徳島駅〜阿波池田駅)での運転(土日運休)となっています。
(撮影&解説:リン)

2013(平成25)年12月は香川県内で試験していた「Smart BEST」が、徳島県内へ。
(写真:徳島線 石井駅付近)
石井駅では「むろと1号」と交換。徳島線を「むろと」が走るのもあと2ヶ月弱です。
(写真:徳島線 阿波川島駅)
454Dと交換し、発車していきました
(写真:徳島線 阿波川島駅)
こちらは発車シーンの様子(動画)。
1両目のDGBC2B-1が発電用エンジンを搭載する付随車、2両目のDGBC2A-1が駆動用モーターや蓄電池などを搭載する動力車という構成で、2両目から聞こえてくる音は電車そのもの。1両目のエンジンも多少回転数が上がりはするものの、気動車の発進時によくある盛大な空ぶかしは皆無。 電車側のモーターや回生システム、リチウムイオンバッテリーの発展などがあってこその技術ですね。実用化される日が楽しみです。
午後の試運転1発目は徳島線 川田〜阿波山川にて。割とサイド気味の光線だったのでいろいろ撮った中ではかなり良い感じに仕上がりました。
こちらは走行シーンの様子(動画)。
試験車両とは言っても奇抜な外観という感じは無く、むしろ前面部と足回り以外は既存車両の流用のようでそのまま営業運転に供せそうです。 それにしても四国はフリーゲージトレインの試験もやってましたし、JR側が協力的なんでしょうかね?まあ、フリーゲージトレインもこのSmartBESTも実用化されれば自社にとってメリットが大きいですから、投資してみる価値はありそうです。
今度は牛島駅で運転停車。
(徳島線 牛島駅)
DGBC2A-1の床下に設置されている蓄電池箱。この形式名は「Diesel Generator Battery Car」なのでしょうか。私の車もそうですが、このリチウムイオンバッテリーの進歩がいろんな可能性を拡げてくれています。
同じ近畿車輛の1500形7次車との顔合わせも撮影してみたいものです。
(徳島線 牛島駅)