福知山線復旧関連、113系・117系各色の複雑な動き
6月初めから、6月18日まで、わずかな期間ですが山陰本線京都口で瀬戸内色の113系が走っていました。これは福知山線で、ATS-Pを導入するにあたり、117系はP型未対応で、取り付けにはかなり時間がかかるとのこと。そこで急遽、京都区の113系P整備済8連2本を崩して、6連2本にして福知山線へ転属させることが決定。これによって余った117系国鉄色を岡山に送り込みました。
そうしますと今度は、京都区の113系が足りなくなるので、岡山から瀬戸内色113系4両×2編成、阪和色113系×2編成を借り入れたのです。さらに19日から、山陰本線(嵯峨野線)で117系福知山色が登場(湖西線などでは既に運用)。すると、先ほどの113系たちは福知山線へ、さらにそれでも車両が足りないのか、福知山線では小浜線用の113系まで運用開始・・・という、実に複雑な車両の動きを展開しております。
また、これらの車両たちは湖西線でも運用されたため、瀬戸内色にとっては山陽本線を越えて東海道本線でも定期運用されたことに。今回は、嵯峨野線で運用を開始した117系も含めて紹介いたします。
(文章&写真:Zenigata・ちゃけ様 補足:裏辺所長・関西ライナー)
この車両、阪和線色から塗り替えられたばかりのはずですが・・・塗装が剥離して阪和線色が見えちゃっています。
(写真:山陰本線 八木〜千代川/撮影:Zenigata所員)
(写真:山陰本線 八木〜千代川/撮影:Zenigata所員)
湖西線で運用される瀬戸内色の113系。う〜ん、信じられない光景だ・・・。
(写真:東海道本線 京都駅/撮影:ちゃけ様)
一方、こちらは山陰本線(嵯峨野線)で運用された113系阪和色。古巣である阪和線から消えたと思いきや、まさか京都で運用されるとは。
(写真:東海道本線 京都駅/撮影:ちゃけ様)
(写真:東海道本線 京都駅/撮影:ちゃけ様)
以前から運用に入ることはあった、117系福知山線色の湖西線。6月上旬からは定期運用されていたみたいですね。写真は運用前の状態。なお、6月19日に確認した限りでは、国鉄色と福知山線色(先頭車)の混色編成も。
(写真:東海道本線 京都駅/撮影:裏辺金好)
そして19日からは、117系福知山線色が嵯峨野線でも登場。こちら、2編成をばらして8両編成にしたものですが、なんと6両がモーター車。おそらく、私が見た国鉄色+福知山染色は、ここから引き抜かれた先頭車でしょう。
(写真:山陰本線 八木〜千代川/撮影:Zenigata所員)
こちらは4両編成×2
(写真:山陰本線 八木〜千代川/撮影:Zenigata所員)
一方、福知山線では小浜線用の113系もデビュー。もう、何でもござれ状態です(笑)。
(写真:福知山線 尼崎駅/撮影:関西ライナー様 禁転載)
おまけで、6月19日の嵯峨野線ホーム風景。基本的には113系湘南色が頑張っておりまして、リニューアル編成もまだそれほど勢力が強いわけではないようです。
(写真:山陰本線(嵯峨野線) 京都駅/撮影:裏辺金好)