若桜鉄道で「鳥取県発地方創生号」が運転される

 2015(平成27)年4月11日、若桜鉄道において「鳥取県発地方創生号」が運転されました。これは、SLの復活運転を目指すにあたり、実際にSLを運転させた場合に観光客の誘致や地元経済にどのような影響を及ぼすかを調査する社会実験として企画されたもので、普段若桜駅構内で展示運転に使用されているC12 167と12系客車3両を、DD16 7の牽引で若桜〜八東を往復する形で運転されました。なお、車籍がないため乗客を乗せることが出来ず、地元住民が作成したカカシを乗せての運転となりました。また、C12は無火状態であったものの薪を燃やして出た煙が煙突から出る仕掛けとなっていました。
 沿線は鳥取県を中心に関西や岡山・広島などからファンが集まり大変な盛況ぶりとなり、併走する国道29号は大渋滞となってしまいました。 写真はいずれも若桜〜丹比にて撮影。
(撮影&解説:リン)


汽笛が聞こえてからしばらくして、非常にゆっくりと通過していきました。 C12形は煙突から擬似的に煙を出す演出付き。これはありがたいです。 そして何より牽引するDD16形も嬉しいです。一部からは「DD16形が客車を牽くだけでも充分」との声もあったようですが、確かにDD16形自体がもうここを含め4両しか動いていないのでこれはこれで貴重なものです。


本当にゆっくりなので、何度も撮影することができます。ちょうど真横を通過していく際に撮影。手を振ってくださっていました。まあ、汽笛を鳴らすぐらいであまりやることもないですし…。

私の位置から振り返るとちょうど良い位置に桜が咲いていました。少し標高の高い場所なので満開の時期でした。煙のたなびく方向が逆ならなかなか良いアングルですね。

動画での様子。

復路の様子。直前までちぎれ雲が上空を通過しその度に影が落ちる状態でしたが、通過時にはしっかり晴れ渡り最高の光線状態で撮影出来ました!

三脚に70-200mmを残して24-105mmに素早く交換し、すぐ横で1枚。

車内の様子とサボ。車内には沿線住民の方が作成したカカシが乗客の代わりに乗せられ、その間から若桜鉄道の職員と思われる方々が手を振っておられました。サボには「鳥取県発地方創生号 若桜鉄道」とありました。


DD16形も後追いで撮影。区名札には「若桜」「愛」が挿されていました。若桜鉄道を愛する…ということでしょうか。

後追いで編成全体。後ろに見える踏切周辺にも多数集まっていました。

こちらも動画で。

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