○JR池袋駅立体交差化工事完了
   首都圏のJRは、同じ方向へ進む電車であっても各駅停車と快速電車が別々のホームに停車するなど不便極まりない駅が非常に多い。今回御紹介するJR池袋駅も、湘南新宿ラインとJR埼京線が別々のホームに停車しており、非常に不便だったのだが、この度、立体交差化工事が完了し、同じ方面へは、同じホームからの発着となった。

 また、JR東日本によると”池袋駅での立体交差とその他の関係する工事(新宿駅での配線変更など)が完成すると、湘南新宿ラインの増発が可能となり、200%を超える高い混雑率(赤羽〜新宿間)となっている埼京線の混雑緩和を図ることが可能となります”とか。これからの鉄道を便利にする画期的な工事なので、工事前と工事後の状況を見て頂きたい。
 *湘南新宿ライン=東海道線・横須賀線と高崎線・宇都宮(東北)線を直通する路線の愛称

●工事前の状況
 1番線(湘南新宿ライン 新宿・大崎・横浜方面) 2番線(湘南新宿ライン 大宮・宇都宮・高崎方面)
 3番線(埼京線&りんかい線 新宿・大崎・新木場方面) 4番線(埼京線&川越線 赤羽・大宮・川越方面)

●工事後の状況
 1番線(埼京線&りんかい線 新宿・大崎・新木場方面) 2番線(湘南新宿ライン 新宿・大崎・新木場方面)
 3番線(湘南新宿ライン 大宮・宇都宮・高崎方面) 4番線(埼京線&川越線 赤羽・大宮・川越方面)

●図と写真で解説(左が工事前、右が工事後)

右から1番線、2番線、3番線、4番線。なお、図は山手線や東武線・西武線、その他線路は示していない。

2番線に停車する宇都宮線直通の電車と、3番線を発車していく埼京線の電車。写真に映っている宇都宮線の電車(115系)は、今では池袋では見られなくなった。

2番線は引き続き湘南新宿ラインだが、新宿方面へ。
3番線は湘南新宿ライン 高崎・宇都宮線直通へ。


宇都宮(東北)線から乗り入れてくる団体臨時列車。


ここを走るのは埼京線の通勤電車のみとなった。

1番線停車中の宇都宮(東北)線、新宿方面の団体臨時列車。

1番線の主は、埼京線・りんかい線 新宿方面へ。

3番線に停車中の埼京線 新宿行きの電車。

3番線(左)は高崎線(湘南新宿ライン)、4番線は埼京線。
両方とも大宮方面へ。

●その他、工事後の写真

1番線より大宮方面を見る。埼京線新宿方面の下を、湘南新宿ラインがくぐる格好になる。

複雑怪奇な新宿駅と異なり、池袋駅は方向別にスッキリとなった。なお、発車メロディーはそれぞれ移動。ただし、アナウンスの声は多少変化。

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