391.しなの鉄道169系湘南色復活!@軽井沢、小諸
 現役(・・・もしかすると現存も)最後の169系が活躍する「しなの鉄道」ですが、なんと1編成が湘南色に塗り戻されて、9月13日の臨時快速「リバイバル信州」号より運転を開始しました。しなの鉄道は言わずと知れた旧信越本線であり、169系にとってはホームグラウンド。生誕の地ともいえる路線で、国鉄時代を想起する懐かしの姿をこれから我々に披露してくれることになりました。
 なお、快速「リバイバル信州」号は9月13日、14日の運転のほか、10月11〜13日にも運転されます。また、このほかにも9月15日には長野以北に直通して直江津まで運転されるなど、これからの大活躍が期待されています。また、運用情報は公式ホームページで掲載されていますので、チェックしてみてください。
(撮影:裏辺金好)


ヘッドマークをつけて長野から軽井沢へやってきた快速「リバイバル信州」号。

塗装されたばかりなので、もちろん車体はピカピカの状態。

かつての急行風ヘッドマークを装備。

サボも用意されました。こうしたイベント的列車にしては珍しく自由席が。気軽に利用できるため、長野新幹線が停車しない場所へ行くための、通常の旅行のお供としても活用できる快速列車です。

峠の釜めし立ち売りもリバイバル。

しなの鉄道色115系との並び。ついでに115系も湘南色やスカ色にしてみては・・・?

分断された軽井沢〜横川。169系が現役のうちに、復活の動きが実現すれば・・・と色々妄想は出来ますが、なかなか実現は厳しそうです。観光鉄道として一定の需要は出るでしょうが、設備投資費用の回収を含めて黒字化に至るかは・・・難しいでしょうか。

ところ変わって小諸駅にて。こちらは、しなの鉄道色の169系。これはこれで、力強さのある塗装で、しかも結構手間のかかる複雑な配色で格好いいですね。

同じく小諸駅にて、軽井沢から折り返し長野に戻る快速「リバイバル信州」。長野新幹線開業により首都圏からの直通列車が無くなってしまった小諸駅。かつての栄光が戻ってきたかのようです。

何となく中間車を撮影。

小諸駅を発車していく169系。

長野に向かったリバイバル信州号は、また軽井沢へ折り返してきます。運転本数と日数が多いことから、パニック状態になるほど鉄道ファンが殺到することも無く、丁度いい雰囲気で賑わいました。老年の方が記念撮影をしたり、若い女性も注目するなど、ほのぼのとした雰囲気で、理想的なイベントだったのではないでしょうか。




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