○開業目前!門司港レトロ観光列車レポート
 2009年4月26日から、いよいよ「門司港観光レトロ観光列車”やまぎんレトロライン線”」が開業します。最高速度は15Km/hだそうで、走れば追いつけそうなのんびりした雰囲気を楽しめそうです。開業に先立って4月11日、12日に列車が公開されていましたので、日曜日の様子を周辺の雰囲気と合わせてご紹介します。
 なお、この路線は全4駅で、駅名は「九州鉄道記念館駅」「出光美術館駅」「ノーフォーク広場駅」「関門海峡めかり駅」となりました。すべての駅はスロープが設けられてどの駅からでも車椅子で乗車が可能なのは感心しました。
(解説・撮影:AC20kV-DC1500V 様 禁転載)


 「九州鉄道記念館駅」のホームに公開されているトロッコ列車。機関車は南阿蘇鉄道から北九州市内の製鉄関連会社が買って製鉄構内で使用していたものを、さらに北九州市が買い受けたものだそうです。係員の方がいきさつを話してくれました。すこし驚きです。
 トロッコのほうはご存知の方も多いと思いますが、島原鉄道の「ハッピートレイン」というトロッコ列車で使用されていたものです。開業にあたって機関車も含めきれいにリニューアルされていました。
 リニューアルされたトロッコの客室。島鉄時代にはなかった窓が取り付けられて、テーブル&座席も含め落ち着いた感じになっています。
 機関車の運転台も公開されてました。
 この機関車の窓は空調設備のない運転台に風を取り込む為に開閉式になってました。このあたりもレトロです(笑)。
 開いている機関車の窓です。
 トロッコにはもともと乗降口もありませんでしたので、新たに扉も取り付けられました。
 バリアフリーに関する法律などから車椅子でも乗降が可能なように、幅の広い出入り口になってます。車内にも車椅子スペースが設けられていました。
 「関門海峡めかり駅」周辺の様子です。工事中の時に撮影した場所とほぼ同じ位置から撮影しました。EF30 1+オハ33も小倉から移動してレールの上に設置されてました。この2両も近いうちにきれいに整備して客車の中に入れるようにする方向で動いているようです。
 電線を通すためと思われる管がレールの間から出ていました。どういう風になるのかはわかりませんが楽しみです。
 EF30とオハ33の全景。横には客車に乗り込むためのものと思われるホームが作られてました。
 おまけ:トロッコに扉が設けられたことで開閉を示すためのパイロットランプも窓の支柱に取り付けられてました。赤が通常のドア開閉で、残り二つが緊急時や非常扉開のランプだそうです。どっちがどっちか忘れましたが・・・。