586.富山地方鉄道環状線「セントラム」開業!
 2009(平成21)年12月23日、富山地方鉄道の環状線、通称セントラムが開業し、23日は開業式典と試乗会が行われ、24日朝より通常運行となりました。丸の内駅から西町駅に至る単線940mの新設軌道と、既存の路線を組み合わせた環状線は、普段は3本のうち2本を使用しており、運転間隔は10分、1周は約20分です。
 今回は25日、そして29日の様子を御紹介します。この日はブラックとホワイトの編成が稼働していました。
(解説&撮影:CH様 *一部裏辺金好補筆 禁転載)

富山城模擬天守閣と黒セントラムとの組み合わせ。新たな富山市のシンボルとなるのは間違いありません。(写真:国際会議場前電停)
(写真:国際会議場前電停)
(写真:国際会議場前電停)
開業を記念したステッカーが貼られています。
(写真:国際会議場前電停)
こちらは白セントラム。
(写真:国際会議場前電停)
セントラムの車内。車両デザインについて掲示されています。
座席はポートラムやアイトラムに比べ、ホールド性の高いものになっています。
車両の購入者は富山地鉄ではなく、富山市だと気がつきました。上下分離とは聞いていましたが、車両購入までとは。
従来区間では、広島や長崎のように、電車が連続してくる光景も見られるようになりました。
(写真:電気ビル前)
(写真:電気ビル前)
ここから29日撮影分。シルバーの編成が運用されていました。
(写真:大手モール前電停)
(写真:大手モール前電停)
さらにブラックの編成も運用中。日によっては、14時頃に編成の入れ替えがあり、南富山駅前〜富山駅前間を営業運転するそうです。この日もホワイトが登場しました。ちなみに環状線は一方方向の運転のため、片側の運転台は、南富山駅前行きでしか使いません・・・。
(写真:丸の内電停)
新線区間で車線が減り、渋滞が見られます。
(写真:大手モール前〜グランドプラザ前)
改装された丸の内電停。現在、丸の内電停富山駅前方面行き乗り場を、大学前・環状線乗り場の向かいに移設建設中。
新設された国際会議場前電停。
この日は天気が良く、立山連峰がくっきり見えました。この日は、本来10分間隔のはずなのに、一本が遅れ始め、2本が同時に視界に入ることに。デパートのエレベーターでよく見られる、先の台に人が集まって遅れ後ろとの間隔が詰まってくるという現象でしょうか。
 ブラックの3分後にシルバーがやって来ました。市民プラザ前経由としたことで、カーブが多いこと、初乗りのお客やデパートへのお客が多いことが主な原因かと思われます。