東武鉄道で「SL大樹」が運転開始

 2017(平成29)年8月10日から、東武鉄道鬼怒川線の下今市〜鬼怒川温泉間にて、土休日を中心に各3往復、「SL大樹」が運転されています。

 鬼怒川地域では、鬼怒川線の新高徳駅と国鉄東北本線の矢板駅を結んでいた東武矢板線で、1959(昭和34)年7月1日の路線廃止まで活躍しており、また東武鉄道全体としては1966(昭和41)年6月30日のSL廃止以来の、SL復活です。

 SLは、JR北海道が保有するC11 207を借り受けたもの。また、9月16日運転時の客車は鬼怒川温泉方より、スハフ14-1・オハ14-1・スハフ14-5で、いずれもJR四国から譲渡されたものです。また、車掌車としてJR貨物から譲り受けたヨ8634、ディーゼル機関車DE10 1099号機が連結されていました。

 写真は鬼怒川温泉駅と東武ワールドスクウェア駅での「SL大樹」1号、下今市駅と周辺にて、「SL大樹」2号運転の様子と転車台での入替作業などの様子です。下今市駅は、機関区が併設されたほか、レトロ調に見事に整備されました。
 (撮影:ネオン=鬼怒川温泉駅、東武ワールドスクウェア駅/裏辺金好=下今市駅)


東武ワールドスクウェア駅に入線するSL大樹。






改装された鬼怒川温泉駅と、三次駅から移設した転車台。








転車台はJR西日本の長門市駅から移設。














スハネフ14−5

オハ14−1

スハフ14−1

基本的にC11とDE10に隠れてしまいますが、14系にもトレインマークを設置。









オハフ15-1。予備車でしょうか。東武鉄道ではほかにもJR四国と北海道から客車の譲渡を受けていますが、部品取り用?

JR西日本から譲渡されたヨ8709.







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