南阿蘇鉄道が全線で運転を再開

 2023年7月15日(土)から、南阿蘇鉄道が全線で運転を再開しました。これは、2016(平成28)年4月の熊本地震で被災し、同年7月から中松〜高森間の運転は再開したものの、立野〜中松間(10.6km)の復旧が長期にわたり続けられ、7年3か月ぶりに運転再開が実現したものです。
 あわせてJR豊肥線への直通運転がスタートし、新たに登場した南阿蘇鉄道のMT-4000形気動車がJR肥後大津駅へ1日2往復乗り入れています。また、これに先立つ2023(令和5)年3月31日には、JR豊肥本線との接続駅である立野駅が新駅舎となった他、同年4月28日には南阿蘇鉄道の終点である高森駅も新駅舎となっています。7月17日(月・祝)の模様をご紹介します。
 (撮影:kajibooh)


2階部分には住民らの交流スペースを設けたJR・南阿蘇鉄道の立野駅。鉄骨2階建て一部木造。




JR豊肥本線のホームから。

立野駅に入線する豊肥本線のキハ220形。

オマケで、立野〜赤水間を行くキハ183系による特急「あそぼーい!」。

南阿蘇鉄道の立野駅ホームに停車中の「トロッコ列車ゆうすげ号」。立野〜高森間を約55分かけて走行します。


立野ダム展望台からの風景。MT-2003とMT-3001が連結して走行。


熊本地震後に架け替えられた第一白川橋梁。元々の橋梁は90年余りにわたって使用されたもので、復旧にあたっては旧デザインを踏襲しています。



新築された高森駅。熊本県が進める熊本地震からの「創造的復興」の一環として、アートポリス事業で建てられました。

外観はシンプルですが、内装は地元・高森の木材を使用。


役目を終えた旧駅舎。 国鉄高森線から南阿蘇鉄道に転換された翌年、1987(昭和62)年に建築されたものです。今後は防災機能を備えた交流施設に改築されます。

高森駅を発車!

南阿蘇鉄道の新型車両MT-4000形。こちらは1両目のMT-4001。

2両目の1両目のMT-4002。



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