愛知県名古屋市東区(1)〜徳川美術館・建中寺〜
  Tokugawa Museum and Kenchi-ji (temple) in Nagoya City , Aichi Prefecture

▼MAP

▼アクセス
名古屋駅より市バス基幹2系統 「光ヶ丘」「猪高車庫」方面ゆき「徳川園新出来」下車(徳川美術館)
地下鉄車道駅より北西へ10分(建中寺)
▼関連サイト
徳川美術館公式ホームページ
建中寺公式ホームページ
徳源寺公式ホームページ
 今回は名古屋市の中でも、人気の観光スポットである徳川美術館と、その南にある建中寺、徳源寺を紹介します。
 上写真の立派な門は建中寺三門で、1652(慶安5)年築。名古屋市指定文化財となっています。
徳川美術館
 名古屋城と並ぶ名古屋の人気スポット徳川美術館。これは、尾張徳川家の当主である侯爵徳川義親の寄附によって1931(昭和6)年に創立された、財団法人徳川黎明会が運営する私立美術館で、1935(昭和10)年に開館しました。国宝「源氏物語絵巻」や、尾張徳川家の貴重な財宝の数々などが収蔵されています。
表門
 かつての尾張徳川家名古屋別邸の「表門」。
徳川美術館
 池泉回遊式の日本庭園「徳川園」、尾張徳川家旧蔵書を収蔵した「名古屋市蓬左文庫」も併設。すべてを見るのはなかなかボリュームが・・・。

建中寺
 徳川美術館の南にある浄土宗の寺で、1651(慶安4)年、尾張家第2代当主の徳川光友が、父親で尾張家初代当主の徳川義直の菩提を弔うために造り、以後、尾張徳川家の菩提寺となった場所です。境内は創立時のものを含め、ほとんどの建物が江戸時代のもの。尾張藩時代と変わらぬ姿を今に伝えています。
総門 【名古屋市指定有形文化財】
 1651(慶安4)年で、創建当時のもの。ここをくぐり、公園をとおり、道路1本を隔てると、一番上で紹介した三門です。
本堂 【名古屋市指定有形文化財】
 1787(天明7)年築。入母屋造りの本瓦葺。奥には徳川家霊廟があり、1786(天明6)年築。愛知県指定有形文化財。
鐘楼 【名古屋市指定有形文化財】
 1787(天明7)年築。
鐘楼と三門 【名古屋市指定有形文化財】
 左写真の裏側から見たもの。
経蔵 【名古屋市指定有形文化財】
 1828(文政11)年築。内部には経典を収める、精密な八角形の輪蔵が収蔵されています。
開山堂 【名古屋市指定有形文化財】
 1786(天明6)年築。
源正公廟 【名古屋市指定有形文化財】
 1701(元禄14)年建立。源正公こと徳川光友の墓で、尾張藩主としては唯一の墓所。
御成門 【名古屋市指定有形文化財】
 17世紀後半築。

徳源寺
 続いて、建中寺よりも少しだけ徳川美術館方向に北にある徳源寺。臨済宗妙心寺派の禅宗の寺で、文久2年に建てられた禅堂などや、涅槃仏などが見所。下記に紹介するもの以外には、開山堂(昭和10年築)、鐘楼(創建寺に正秀寺より移築)など。

 

 

涅槃仏
 北枕で西向き、1丈6尺の大きさ。1丈というのは、3.03m、6尺は1.82mですから、足すと4.85mですか!