山口県柳井市(2)〜柳井茶臼山古墳〜
  Yanai Chausuyama Kofun in Yanai City , Yamaguchi Prefecture

▼MAP

▼アクセス
JR山陽本線柳井港駅より徒歩20分
柳井駅より大屋東行きバス終点下車

▼関連サイト
柳井市役所「茶臼山古墳 歴史の広場」
 1892(明治22)年に、地元に住む2人の少年が発見した山口県の柳井茶臼山古墳。この地域を支配した豪族の陵墓であると考えられ、全長80m、高さ8mの前方後円墳です。また、ここから発掘された日本一大きい単頭双胴怪獣鏡(大鏡)は国の重要文化財。発見から間もなくして行われた発掘調査に続き、この古墳を正式に整備するために1991(平成3)年に行われた発掘調査でも様々な遺構や副葬品等が出土しました。
 この結果に基づき、築造当時の姿を再現すべく古墳全体を葺石で覆い、142基の埴輪のレプリカ(複製品)を設置。森に覆われた古墳から一歩進んで、木々を伐採して形状を昔の状態に復元された古墳はある程度存在していますが、ここまで古墳時代さながらの姿に復元されているのは、五色塚古墳(兵庫県神戸市)など僅かしかなく、全国的にも珍しいもので必見です。

まさに前方後円墳。その姿をはっきりと確認できます。





標高60mの場所にあり、古墳からは海と、中国電力柳井発電所が良く見えます。

後円部の一番高いところに、この地域の豪族が眠る石室が造られ、この下にあります。

造出(つくりだし)と呼ばれる部分は、他の場所と異なり安山岩が使われていました。