美濃市の古い街並みに近い場所に残る旧名鉄美濃駅は、1999(平成11)年に末端区間が廃止になった名古屋鉄道美濃町線の終着駅を、記念館として保存しているもの。駅舎は1911(明治44)年、美濃電気軌道開通時に上有知駅として建設された後、約90年間にわたって親しまれてきたものです。
旧ホームには最初にモ510形512号、モ600形601号が保存された後、美濃町線が全線に渡って2005(平成17)年4月1日に廃止になった後、モ590形593号、モ870形876号(カットボディ)が保存車両として追加されました。
(撮影・解説:裏辺金好)