仙道古墳〜福岡県朝倉郡筑前町〜
  Sendo Old tomb, in Chikuzen Town , Fukuoka Prefecture

▼MAP

▼アクセス
甘木鉄道甘木駅より車で10分

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筑前町「仙道古墳」
 仙道古墳は1977(昭和52)年の農業基盤整備事業に伴い発掘が行われた古墳で、当時は墳丘が削り取られて原形を保っていませんでしたが、赤や緑の彩色で○や◎、△が描かれた石室や、石室前面(入り口)の周溝内から「盾持武人埴輪」が出土。そして調査の結果、直径49mの2重の周溝を持ち、葺石を持つ2段築成の大型の円墳であることが判明しました。
 1978(昭和53)年に国の史跡指定を受け、さらに1995(平成7)年から行われた発掘調査で、周溝から多数の円筒埴輪が出土。特に柵形円筒埴輪は出土例が少なく、大変貴重なものです。
 現在は葺石は再現されていませんが、築造当時の雰囲気を再現。石室についても付近で復元模型を展示しており、その内部の様子がよく解るようになっています。

(撮影&解説:裏辺金好 *特記を除く)



盾持武人埴輪

彩色が施された石室(復元)