毎年多くの観光客が訪れる黒部峡谷。黒部川の中流〜上流にある峡谷(V字谷)で、国の特別天然記念物(天然保護区域)及び特別名勝に指定されています。
公共交通機関による一般的な観光ルートとしては、富山駅より富山地方鉄道立山駅へ行き、室堂、黒部ダムをバスやケーブルカーなどを乗り継いで見てまわり、JR大糸線の信濃大町駅(長野県)へ抜けていく、「立山黒部アルペンルート」と、富山駅より富山地方鉄道宇奈月温泉駅へ行き、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗って黒部川を見ながら欅平(けやきだいら)駅に行く2つのルートがあります。
また、この2つのルートは上級者向けの登山道を除けば、直結していませんが、黒部ダムから黒部第四発電所を経由し、欅平駅まで通り抜けられる、関西電力の保守用ルートが存在しています。こちらは、関西電力へ事前申し込みを行うことによって、特定日に見学することが可能です。
このページでは以上の3ルートについて、解説していきましょう。(解説:裏辺金好&ネオン)