会津武家屋敷は、幕末に会津藩の家老を務めた西郷頼母邸(復元)を中心に、福島県の重要文化財である旧中畑陣屋、茶室、
藩米精米所、会津歴史資料館等からなる歴史博物館。かつての場所に建っているわけではありませんが、江戸時代の会津藩の様子を体感できる空間であり、一軒の価値があります。
まずは西郷頼母邸から見て行きましょう。さすが、会津藩23万石の家老ともなると立派な屋敷です。ちなみに西郷家は代々、会津藩の家老を務めた家柄。西郷頼母は朝廷への恭順論、藩主の松平容保が京都守護職に任じられることに反対しましたが、意見は通らず、そして戊辰戦争で官軍が会津に攻めてくると、西郷頼母の母や妻子など西郷家一族21人が屋敷で自刃するという悲劇を生みました。
(撮影&解説:裏辺金好)