門司港レトロ地区〜福岡県北九州市門司区〜


 北九州市門司区の門司港エリアは、九州鉄道記念館に様々な鉄道車両が保存されていますが、2010(平成22)年からは西鉄北九州線100形148号が保存(元は北九州市立交通科学館で保存されていたもの)。さらに、門司港レトロ観光線の終点の関門海峡めかり駅前へ、前年に移設されたEF30形電気機関車+オハフ33形客車のうち、オハフ33は旧型客車「かんもん号」として、休憩所兼喫茶店として活用され始めました。
 2009(平成21)年に開業した門司港レトロ観光線(北九州銀行レトロライン)とともに、門司港レトロの新たな見所として、ご紹介したいと思います。
(上写真:裏辺金好 ※転載可/その他解説&撮影:AC20kV-DC1500V 禁転載)

○地図



○風景


西鉄北九州線100形148号
 駐車場に設置された148型。いろいろ観光スポットがある地域でなぜ駐車場に設置なのかちょっと不可解ですが、ともあれ新たに移転してきたことは、地元で路面電車を利用していた自分にとってはうれしい限りです。


西鉄北九州線100形148号  
近くの門司港レトロ展望室から電車を見降ろしてみました。…やはりこの場所の設置は不可解です…。



平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線
使われなくなっていた貨物路線を活用して運転されているもの。九州鉄道記念館駅 - 出光美術館駅 - ノーフォーク広場駅 - 関門海峡めかり駅間2.1kmの路線です。(撮影:裏辺金好 ※転載可)



EF30+オハフ33
トロッコ運行開始と同時に、オハフ33の客車が「休憩所兼カフェ」としてオープンしました。 移転直後から盗難や落書きなど個人的にいろいろ心配していましたが、改装にあたって車体の塗装がきれいになったり、テールランプのレンズが入れられたりとほぼ現役時代の姿となりました。  まずは客車の入口へあがるゲート。階段を上るとホームになってます。(この写真は撮影:裏辺金好 ※転載可)




EF30+オハフ33
 オハフ33を後ろから。テールレンズは昨年まで入ってなくて非常に悲しい姿でしたが、ちょっと引き締まった感じになりました。


オハフ33車内
 カフェに改装された車内の様子。半分くらいボックスシートがほぼそのまま残されていて、テーブルが作りつけられた席もありました。


オハフ33車内
 テーブルがつけられたボックスシート。こんな立派なテーブルはついていませんが、大井川鉄道の旧型客車もこういう雰囲気でしたね〜。


EF30+オハフ33
 客車全体を外から。いたずら防止のための窓格子や乗車口の柵は撤去され、窓ガラスもきれいに掃除されていました。


EF30+オハフ33
 編成全体を撮影。EF30の方にも何か手を加えてほしいと思うのは自分だけでしょうか。ヘッドライトはレンズもないし窓ガラスは汚れたままだし、改装された客車と比べるとかなり見劣りするんですよね…。たとえば夜になったらヘッドライトが点灯する仕掛けなどをすると、夕暮れなどはいい雰囲気になると個人的に思います。


メニュー
 ゲート前に置いてあったカフェの案内。ちなみに自分は、ホットドッグとコーヒーをいただきました。


おまけ
 門司港レトロ展望室はビルの31階にありまして入場料は300円です。画像はその景色の一つ、関門橋と関門海峡です。真下を見ると足がすくみます(笑)が、とてもいい景色ですよ。

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