戦国時代、江戸時代を髣髴とさせる騎馬武者の祭典、相馬野馬追(そうまのまおい)は毎年7月23日・24日・25日の3日間、旧相馬藩領で開催される神事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
これは元々は藩主の相馬氏の先祖である平将門が、下総国葛飾郡小金ヶ原(現在の千葉県流山市付近)にて、野生の馬を敵兵に見立てた軍事訓練が起源であるといわれています。
相馬氏は鎌倉時代の1323(元亨3)年にこの地へやってきてから、明治維新に至るまで国替えの無かった非常に珍しい家であり、今も藩主家と地元の結びつきが深いのが特徴。今回ご紹介する2010年は都合により相馬市長が代行しましたが、基本的に毎年、御子孫が総大将を務めています。
細かい説明は最小限にして、24日に南相馬市原町区(旧・原町市)で行われた本祭り(お行列
・甲冑競馬・神旗争奪戦)を、大量の写真で魅力を10ページにわたって、タップリとご紹介しましょう。特に甲冑競馬は凄いですぞ。
(撮影&解説:裏辺金好)