住吉大社は、海の神である住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)と息長足姫命(神功皇后)を祀っている神社。境内の多くの建物は国宝、もしくは国の重要文化財というタイムスリップしたかのような空間です。
最大の特徴は4棟で構成される本宮(本殿及び手前に接続する幣殿及び渡殿)で、4棟全てが海に向かって西面し、西から第三本宮(上写真の左側)、第二本宮、第一本宮の順に縦に並び(写真では奥の方向)、第三本宮の南に第四本宮(上写真の南側)が建つという形式。
本殿の形状は全て同一で、切妻造、妻入で、柱はすべて丸柱で礎石上に立ち、正面および前後二室の中間に大きな板扉を開き、他は板壁。そして、前後二室からなる独特の平面をもち、これを住吉造といいます。*上写真で見えているのは幣殿及び渡殿で、後ろに接続している本殿は下写真です。
本殿、幣殿及び渡殿共に1810(文化7)年に建てられ、本殿は国宝、幣殿及び渡殿は国の重要文化財に指定されています。
(撮影&解説:裏辺金好)
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▼MAP
▼アクセス
阪堺電軌住吉鳥居前駅
南海本線住吉大社駅
南海高野線住吉東駅
▼関連サイト
住吉大社公式サイト
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