ときわ公園&ときわ動物園 〜山口県宇部市〜
○解説
山口県宇部市にある、ときわ公園。元は総合化学メーカー宇部興産の創業者、渡辺祐策(わたなべゆうさく)らが購入した常盤湖周辺の土地を宇部市に寄贈、公園化したものです。宇部市は1961(昭和36)年以来、野外彫刻展を開催していることから、「彫刻の街」として有名で園内には多数の彫刻があるほか、モモイロペリカンなどの動物飼育でも有名で、サルやペリカン、ハクチョウなどを飼っており、特にシロテテナガザルやボンネットモンキーは飼育数国内最多を誇ります。最近ではリニューアル工事が続けられており、2015(平成27)年3月21日には「ときわ動物園」が一部施設として「アジアの森林ゾーン」と体験学習館「モンスタ」がオープンしました。雑食のコツメカワウソと肉食のポケットモンキーが一緒に展示する試みが大きな特徴となっています。また、シロテテナガザルを展示しているゾーンには柵や金網が存在せず(類人猿は水を怖がる習性を利用して、周りに水が張ってあります)、自然に近い状態で見ることができます。今後は2016(平成28)年春の全面開園に向けて整備が進められています。
(撮影&解説:こうちゃん)
○場所
○風景
彫刻「コズミック・アーチ」(鹿田淳史作)
このような彫刻が園内の至る所にあります。
D51 18
1936(昭和11)年に汽車製造によって製造された車両で、1970(昭和45)年10月から1972(昭和47)年12月1日まで美祢線で石灰石輸送の貨車用として活躍していたものをこちらで保存しています。
石炭記念館
宇部市は石炭で発展してきた都市で、ときわ湖周辺は宇部市石炭の発祥の地とされており、それを記念して建てられた記念館です。屋上には展望台があり、展望台ではタイミングが合えば山口宇部空港に着陸する飛行機を見ることができます。
石炭記念館からの眺め
ときわ動物園入口
ハヌマンラングール
シロテナガザル
ボンネットモンキー
シシオザル
トクモンキー
コツメカワウソ
ペリカン島
モモイロペリカンとハイイロペリカンなどが飼育されています。