井笠鉄道記念館〜岡山県笠岡市〜
○解説
笠岡市井笠鉄道記念館へは、かつての井笠鉄道 新山駅と井笠鉄道の車両3両が保存されている場所。当初、記念館はバス専業会社となった井笠鉄道が、最後の駅長さんであった田中春夫氏を館長として長らく運営してきましたが、2012(平成24)年に井笠鉄道が破綻。記念館の先行きが不安視される中、新山地区自治会が管理を行う意向を示し、笠岡市が買収。2014(平成26)年3月30日にリニューアルオープンし、車両の塗装と駅舎内のトイレもリニューアルされています。ちなみに上写真は、かつてのホーム側ですが、線路部分は幹線道路になっています。
(写真&解説:裏辺金好)
○場所
○風景
在りし日の新山駅
1913年にドイツで製造された1号機関車。1973(昭和48)年から5年間は、西武山口線で使われていました。また、保存されたターンテーブルの上に載っています。
1913年製のホハ1。100年前の車両と思えないほど美しい状態になっています。
1914年製の木造貨車であるホワフ1。
駅舎内部。ここがかつての改札口。入り口は左手ですが、塞がれています。
本来の駅舎入口。
井笠鉄道最盛期の路線図。
新山駅の発車時刻表。
ここからは各地に残る井笠鉄道の車両たちを。まずは、井原市笹賀町 経ヶ丸グリーンパーク(子供の村)で保存されている、井笠鉄道ホジ101と、ホハ8。
こちらはホハ8。
ホジ101の車内と運転台。
こちらは廃線後に下津井電鉄へ譲渡され、同電鉄廃止後も旧下津井駅で現存するホジ3。