史跡新池ハニワ工場公園〜大阪府高槻市〜
○解説
史跡新池(しんいけ)ハニワ工場公園は、国の史跡である「今城塚古墳附新池埴輪製作遺跡」を保存活用した史跡公園。5〜6世紀に埴輪窯18基と工房、工人集落があり、付近にある今城塚古墳の埴輪もここで造られたと考えられています。古墳や、そこにハニワを並べたような史跡は数多くありますが、ハニワを作っていたところの跡地とは珍しいかもしれませんね。上写真は、ハニワ窯跡2基を復元した姿です。左手には、発掘時の状態を再現したものも。
(撮影&解説:ネオン)
○地図
○風景
ハニワ公園の案内図
ここからも想像できますが、公園随所に歴史を解説するマンガがコテコテの大阪弁で描かれており、見ものです。
(著作権の問題があるため、全容は行ってみてのお楽しみと言うことで)
作業場(工房)
3棟のうち2棟が復元されています。こうやって見ると、古墳に並べるハニワを作るのは結構な仕事だったと想像できます。エジプトのピラミッドは農閑期の公共事業の側面もあったとの説があるようですが、ハニワ工場はどうだったのでしょうか?
ハニワ工場館
530年頃に造られ、実際に破片が出てきた18号窯を屋根付きで保存しています。これだけの施設が無料とは高槻市太っ腹でございますね。ちなみに、摂津富田からこの施設の最寄「上土室」までのバスは何と1時間に5本も出ていました。(※2016年5月時点)