新潟県政資料館(旧・新潟県会議事堂)〜新潟県新潟市新潟市中央区〜
○解説
新潟県政記念館は、1883(明治16)年に建てられ、1932(昭和7)年まで使用された県議会の議事堂。木造2階建、漆喰壁、屋上に尖塔を設置した左右対称の洋風建築で、設計監督を地元出身の大工の棟梁、星野総四郎が務めました。1932(昭和7)年に完成した新潟県庁舎内に県議会が移り、役目を終えたのちは、郷土博物館、県庁分館として使用。明治初めの府県会開設期の議事堂としては現存唯一の遺構であり、1969(昭和44)年に国指定重要文化財となっています。
大規模解体復元修理を経て、1975(昭和50)年4月から新潟県政記念館として一般公開されています。
(撮影・解説:裏辺金好)
○場所
○風景
傍聴人控室(1階)
現在は県会議事堂の沿革、修復関係資料、紹介映像等を展示
議員控室(2階)
現在は新潟県の近代の歩みを物語る資料、明治期の各府県会議事堂紹介
委員室(2階)
常置委員、明治30年以降は参事会員の控室として使用されたもの。常置委員会と参事会は毎月開催され、議長を知事が務め、緊急の案件について県会に代わって議決しました。イスとテーブルは明治時代に県庁で使われていたもの。
議場
守衛室(1階)